ナナボックスのブログ

南青山アイクリニックでレーシックを受け遠視化。数回遠視矯正をするも眼痛や頭痛、斜位悪化、視界不良に苦しんでいます。「適応に問題がある」と複数の眼科医から意見をもらっていますが、戸田郁子院長は指摘に当たらないと回答。どうにか克服して、新たな人生を切り開きたい。 #レーシック #LASIK

南青山のブルーライトの見解に対する疑問

JINSと慶応の眼科が共同開発したとされるJINS PC眼鏡。当時はブルーライトが目にいけないと宣伝されたことで買った人も多いだろう。自分も二個持っている。五年くらい前のものだがこんな記事があった。

疲れ眼の原因は液晶の青色光?「JINS PC」で眼を守るという新習慣 [PR]

http://s.news.mynavi.jp/kikaku/2011/12/27/001/

「LED液晶ディスプレイはその構造上、ブルーライト成分がブラウン管に比べて非常に多く含まれている」と書いてあり、その検証データのグラフが載っている。

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ディスプレイの輝度を最大にして、分光器によってブルーライトの量がもっとも多いときの値を測定(絶対値)。380nm ~ 495nmの部分がブルーライトで、光の量が強いほどグラフの数値が高くなる。

この報告は慶応、南青山の関係者が行ったものと思われるが、ひとつ疑問な点があった。
グラフをみるとブルーライトの光量も上がっているが、それ以外の波長、緑も赤もブラウン管モニタに比べて極端に上がっている。

 

※可視光スペクトル;ネットより
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そしてグラフの下には「ディスプレイの輝度を最大にして」という条件が書かれているのだが、ここから「液晶ディスプレイはブルーライト成分がブラウン管に比べて非常に多く含まれている」とするのはおかしいのではないかと思うのだ。

「輝度を最大にしたディスプレイではブルーライトは非常に多く含まれている」というなら(他の可視光も)納得できるが、前提はすっ飛ばしてブルーライトだけを強調したいような記述にとれる。

結果からは「液晶ディスプレイはブラウン管より光の量が多い」「輝度を最大にしたとき」ということはいえるが、輝度を普通から低くすれば経験的には全く違った結果になると推測する。

 

また記事中にはこんなことも書かれている。

ブルーライトと呼ばれるのは、紫外線に近い波長の短い部分の可視光線で、角膜や水晶体に吸収されずに網膜まで達してしまう。また、ブルーライトを長時間見続けることで、「VDT症候群(ビジュアルディスプレイターミナル)」や、網膜変性症といった病気を引き起こす原因になるともいわれている。

やはり、角膜や水晶体には有害な光を吸収する役割があるとの認識だ。レーシック手術は有害光のバリアでもある角膜を薄くする。角膜の物理的脆弱性ばかりが心配されているが、レーシック既往者が若年で白内障になったり、白系統の光やLEDに異様に敏感になったりするのはこのことも関係ありそうだ。しかしこの長期リスクの可能性は患者に伝えられることはない。

でも別に白内障や網膜症になったとしてもレーシックとの因果関係を証明することはできないので問題ありません(´ω`)