レーシック(LASIK)眼は17歳も早く白内障手術が必要に?
「レーシック(LASIK)手術を受けられた方は白内障手術が早期に必要になるかもしれません」
以下、ある奈良県の眼科医が目について書いたブログより転載。
(http://blog.livedoor.jp/eyedoctor/archives/51795113.html)
白内障は主に加齢変化ですが、白内障が進行してきて見えにくくなってくると手術を受けます。
そこで、2014年日本眼科学会総会にて北里大学の飯島敬先生たちは、LASIKは白内障にどれくらい影響するのか?
LASIKを受けると白内障が進行してきて手術をうける年齢が早くなるのかどうかを調べ、発表されました。
その結果、
LASIK手術を受けられている方の白内障手術年齢:54.4才
全体の白内障手術年齢:71.2才
近視が強い方の白内障手術年齢:64.2才
という結果となりました。
なんと、LASIK手術を受けられた方は、17歳も早く白内障手術を受けられている結果となりました。
その原因として、近視の強い方も7歳も早く白内障手術を受けられており、近視の強い方は眼球の軸が長いために白内障になりやすいといわれています。もともとLASIK手術を受ける前は近視があったわけで、それも一つの要因になります。
しかし、LASIKを受けられた方は、近視の強い方の手術年齢よりもさらに早くなっています。
その理由は、LASIKを受けられた方は、もともと眼鏡で矯正できない屈折の異常である高次収差が増加しているといわれています。そこに加齢で白内障による高次収差が増えてくると、もともとあったLASIKによる高次収差がさらに強くなってきて、他の方よりもより早く見え方に影響したものと考えられています。
LASIKを受けられた50歳以上の方で、最近見えにくくなってきている方。それは白内障かもしれません。
気になればお近くの眼科で診てもらった方が良いかもしれません。
原因はなんだろう。高次収差のことが書かれているが、エキシマレーザーが強い紫外線波長であるらしいから照射は短時間であっても不可逆ダメージを与えるのか、角膜には雑光カットの働きがあるようなのでそれを薄くしたことによってフィルターの役割が失われるからなのだろうか。